Column コラムこれって実写じゃないの…?CG背景との合成があまりにリアルすぎる!

これって実写じゃないの…?CG背景との合成があまりにリアルすぎる!

以前はブルーバックやグリーンバックで人物を撮ってから、ミニチュアのセットや静止画のCGの背景に合成していましたが、最近ではCGの技術が向上したため、実写の背景にCG画像を合成したり、実写の背景の一部のみをCGにしたものに、さらにクロマキー撮影した人物を合成したりしています。
しかも、カメラ主観やカメラがPANしたりズームバックする場合でも、あまりにもCGが自然過ぎるため合成とは気づかれないほどです。
このような、CGと実写の合成の映像について詳しく見ていきましょう。

映画『永遠の0』で見られるCGと実写の合成映像について

原作:モンキー・パンチ(C)TMS

http://wired.jp/wp-content/uploads/2013/10/ZERO_02.jpg

空母「赤城」が海を進んでいるシーン。
これは実写の背景に赤城のCGを合成したものですが、実にリアルな映像となっています。
この背景を撮影する時には、実際に船を出してその様子を撮影し、スポードや海面の水の様子を参考にCGの赤城を合成していったのです。

『永遠の0』で見られるCGと実写とミニチュアの合成映像について

まずは、下の画像をご覧ください。

空母「赤城」からゼロ戦が飛び立つシーンです。
赤城は昔の文献から、海面からの高さが21メートルであったことが分かっていました。
そのため、高さ19メートルの崖上にこのシーンの一部のセットを組むことによって、赤城の甲板からの視線に近づけたといいます。

『永遠の0』で見られるCGと実写とミニチュアの合成映像
http://i.ytimg.com/vi/RYa8NPbqcbY/0.jpg

この画像は空母・赤城の甲板に見立てたセットです。
最小限のセットを組み、実写分を撮影します。
そして、これに空母感を出す甲板の旗や帆、人物が立っている床面、ゼロ戦の後ろの背景の一部などのCGが合成され、カメラがPANしてゼロ戦が飛び立っていく勇壮なシーンが完成しました。
その動画が下になります。

『永遠の0』で見られるCGと実写とミニチュアの合成映像
http://cgworld.jp/images/feature/making/1312_e0sp/eiennozero_a01d.jpg

合成途中の映像とともに見てみましょう。

飛び立つゼロ戦に合わせてカメラがPANする途中の背景や、飛び立つ後姿の背景も実写とCGを合成しています。
飛び立つ時間帯に合わせた照明効果に加え、背景の色も加工して鳥などのCGも合成し、リアルな素晴らしい風景となっているのです。

CGと人間との合成が上手過ぎる海外ドラマや映画の背景

日本では上記の『永遠の0』のような映画やCMなどで、実写とCGの合成というものはよくあります。
それは、恐竜や宇宙、戦争など実際にはないモノや、撮影が難しい場所、CMであればタレントのスケジュールの都合や危険なことをさせない配慮から、あるいは海外ロケや巨大セットを作る費用がないといった諸事情からCG合成の採用ということになりますが、海外ではドラマや映画のさほど重要でもないシーンにもCGが使われています。
CGの精度はもちろん、合成技術もかなり向上した結果、いまやどんなカメラワークでも、どんなロケーションであってもリアルなCGを作成~合成できるため、あまりにもリアル過ぎて実写にしか見えないシーンがたくさん作られているのです。
そんなふうに自然過ぎる実写とCGとの合成映像がこちらです。

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