Column コラムCMにおける“企画コンテ”と“演出コンテ”の違いとは?

CMにおける企画コンテについて

企画コンテとは、広告代理店のプランナーと制作会社が企画を出し、いくつかに絞って絵コンテを専門に書くクリエーターに発注します。
あくまでもクライアントへ出すためのプレゼンテーション用のコンテなので、人物や風景、商品、キャッチコピーの入れ方などを分かりやすく、だいたいの流れがわかるように描いてもらい、全部で5コマか6コマで、目立たせたいコマをあえて大きいサイズにしたりするのも企画コンテの特徴と言えるでしょう。
競合プレゼンの時などは、目立つようにカラーで大きなボードに作ったり、一枚ずつビデオで撮ってつなげて15秒や30秒にしてプレゼンに持ち込むこともあります。
クライアントに気に入ってもらうことが最大の目的であり、この企画コンテが通ったら初めてそれをもとにして、演出コンテをディレクター(演出)が描くことになるのです。
企画によって演出家を決める場合は、「この企画であれば演出はあのディレクターがいい」といったように後からディレクターを決めることもあれば、企画の段階からディレクターが入っている場合もあります。
はじめからディレクターが入っていた場合でも、プレゼンには企画コンテの状態で提出し、演出コンテはその後の段階で描くことになります。
CMにおける企画コンテについて

CMにおける演出コンテについて

企画が決まりCM制作が決定した段階ですぐにディレクターは演出コンテを描かなくてはいけません。
企画コンテを骨だとすると、その骨に肉付けをしていくのが演出コンテです。
基本的にコマの数はカット数と同じで、企画コンテより多くなることが多く、全て同じ大きさでモノクロの鉛筆描き、真ん中にこのような画を撮りたいとわかるような絵を描き、左側にそのシーンのシュチュエーション(高校の教室でなど)やカメラワーク(PANなど)や画かく、“フカン”といったカメラ位置、人物の動きや表情(不安そうに、走ってくるなど)を記入します。
そして絵の右側にその絵に準じた音に関することを文字で書くのが一般的です。
例えば、このカットから音楽が入る、ここで場面に合ったSE(サウンドエフェクト)をつける、最後に女性のナレーションが入るといったように、ディレクターは撮影部、照明部、美術部、タレント、ヘアメイク、スタイリスト、録音部、音楽プロデューサー、SEクリエーター、編集オペレーターなど全てのスタッフに向けて描くものです。
この演出コンテをもとにしてCMが作られていくので大変重要なもので、演出コンテができてきてしまえば、企画コンテは必要なくなります。
ちなみに、同じ企画コンテをもとにしてもディレクターが違うと、全く違う演出コンテが上がってきて、全く違うCMとなるでしょう。
CMにおける演出コンテについて


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